東京タワー * リリー・フランキー

東京タワー ~オカンとボクと、時々、オトン~

東京タワー ~オカンとボクと、時々、オトン~

泣ける、泣けるって聞くから心して読み始めたら、最初は吹き出しまくり!電車でクスクス笑っちゃうから要注意!子供の頃のエピソードやとにかくマイペースのオトンの行動などを突き放した客観的な眼で書き綴ってあるから面白いし微笑ましい。大好きで大事なオカンが最後に亡くなるんだけど変な感傷に浸ることなく素直な文章で書かれていて本当にココロ洗われた。水10ミラクルタイプの怪しい人ってイメージしかなかったけど、人に歴史ありだね〜。リリーさんもオトンもオカンもサイコ〜!!リリーさんの文章は初めて読んだけど、福岡弁なのがまた東京弁と違って丸い感じを与えるんだろうな。勉強ができて一部上場の会社で働くような大人になったけど親を省みない子供とすごく心配かけてばかりいるけど親を思う気持ちがスゴク強いという子供と親にとってはどちらがいいのだろうか・・・。オカンはいろいろと苦労したけど幸せな最期を迎えることができたんじゃないかと思う。おチビからみて私はどんな親になるんだろうって考えさせられた大好きな本。人のつながりって温かくていいね。一期一会大切にしていきたいな。