中長期の上昇基調は変わらず

・・・以下、ニュース抜粋・・・
現在の日経平均株価は3月から4月にかけての急ピッチな上昇から調整する局面にある。
今の景気拡大は5月で52カ月となりバブル景気を抜くことが確実視されているが、デフレからはまだ脱却しきれていないうえ、好調な企業業績もリストラ効果による収益押し上げが大きかったという側面があり、バブル期と比べれば手放しで評価できるほどの内容ではない。
それにもかかわらず、ネット投資家を中心とする個人の動きにより株価の上昇ピッチが非常に速くなってしまった。
今の調整局面で日経平均の下落幅が大きいのはその反動だ。
 ただ、中長期的にみれば株価が上昇トレンドにあることに変わりはない。
課題が残るとはいえ国内景気が回復基調にあることは事実だし、今年度の企業業績も全体としては増益見通しだ。
株価は短期的な需給面で大きく変動することがあっても、結局は景気動向や企業業績の成長を反映する。日経平均は今月いっぱいで調整局面を終え、1万8000円を目指す展開に戻る公算が大きい。
ただ、秋口に自民党の総裁選を控えているため、大台突破はそれ以降となるのではないか。